一言主神社

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一言主神社(春日大社 末社)

読み方

ひとことぬしじんじゃ

建築年

不明(平安時代初期と伝えられる)

再建年

1688年〜1704年(元禄年間/江戸時代)※現在の社殿

移転年

1875年(明治8年)※明治維新により現在地に移転

建築様式(造り)

春日造

ご祭神

  • 一言主大神(ヒトコトヌシノオオカミ)
例祭

例年6月5日

ご利益

一願成就

一事(ヒトコト)をお願いすると叶えてくれる神社

一言主神社は、1つの事をお願いすると叶えてくれる「一言主神」がお祀りされている神社です。

神社にお願い事をするとなると、「金ほしい。健康。あっかわいい恋人欲しい」などと、いくつものお願いを込めてしまうこと、ありませんか?

……このような俗っぽい願い事は、あまり神社に相応しいとは言えないのかもしれませんが、こと一言主神社に限っては絶対にNGです。

俗っぽい願い事がNGだというわけではありません。

「いくつもいっぺんに願ってしまうこと」がNGなのです。

一言主神社の「一言(ひとこと)」は、お願い事を一言でまとめて済まさなくてはならない、という意味ではありません。

「一言」は「一事」。つまり、1つの事だけをお願いすれば叶う、という意味であって、1つの事柄に関するものであれば長々とお願いをしても特に問題はないのです。

「一願成就」絵馬で願い事を叶えよう!値段・書き方

1つの願い事を叶える一言主神社では、奉納絵馬を取り扱っています。

  • 料金(初穂料):500円
  • 絵馬に住所・氏名を記入すること

お社の正面に絵馬が置いてありますので、賽銭箱に500円を投入し、お願い事を書いて、絵馬を結び祈願しましょう。

絵馬には住所と氏名を記入する、と看板にあります。

神様は、住所氏名があることによって個人を特定するとされています。このため、神社でご祈祷を受けるときも、祝詞の中に住所と氏名が含まれることが多いのです。

ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、ぜひ、住所氏名を記入して絵馬を奉納してくださいね。


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お礼参りには鳥居を奉納!値段・奉納方法

  • 値段(初穂料):2,000円

一言主神社では、祈願した願い事が叶うと、お礼参りに朱鳥居を奉納する習わしがあります。

朱鳥居は、絵馬とは違って、一言主神社後方の祈祷所でお分けいただくことができます。

奉納する時は、白木のタタキに足を上げないよう、自分の手の届く範囲内に置いて奉納しましょう。

一言主神社の歴史

元々は興福寺南円堂の鎮守社!

春日大社の末社であるところの一言主神社は、元々は興福寺の南円堂の西南に建っていた古社です。南円堂の鎮守社としての役割を持っていました。

創建年は不明とされていますが、平安時代と伝えられ、現在見られる社殿の姿は江戸時代の1688年〜1704年(元禄年間)に再建されたときの姿です。

これが、明治維新後、廃仏毀釈によって1875年(明治8年)に春日大社の敷地内に移転したものです。

一言主神社の建築様式(造り)

一言主神社は他の春日大社の摂末社とは一線を画し、殿舎も横幅が広く取られ、さらにその上、ご神前台の下に腰組が組まれ向拝柱には連三斗が用いられています。

このような小規模な社殿に重厚かつ繊細な技巧が用いられるのも、当神社へ寄せられる崇敬の度合いと比例するものとして捉えることができます。それと同時に春日大社や興福寺に仕えた宮大工の腕前に感嘆の念がこみあげてくるというものです。

社殿横の石碑「念ずれば花ひらく」とは?

一言主神社の社殿横には、詩人・坂村真民の残した「念ずれば花ひらく」という言葉の石碑が建っています。

坂村真民はいわゆる仏教詩人で、「念ずれば花ひらく」は、一心に神仏に願えば必ず花開くという、仏教的な救いの概念を表したものです。もちろん春日大社や一言主神社は「寺」ではなく「神社」ですが、これも神仏習合の歴史をあらわす1つの遺産と言えるのかもしれませんね!

一言主神社の建築様式(造り)と蟇股

付近の水谷9社の中では唯一、この一言主神社にだけ、なぜか正面に極彩色の蟇股(かえるまた)が据えられています。

一言主神社の蟇股は「本蟇股」で、内部の装飾になぜか赤色、青色、緑色の3つの宝珠の透かし彫りが施されています。

さらに上述した絵馬が置かれているのもこの御社殿だけです。

平安期に「一言主信仰」なる信仰が流布し、かつてこの春日大社にも「一言主信仰」が根付いていた名残りがみられる社殿でもあります。

一言主神社には総本社がある?!

なんと!この一言主神社は春日大社独自の神社ではなく、日本各地に点在する神社だとすれば驚かれますでしょうか?

総本社は奈良県御所市にある「葛城一言主神社」であり、起源は雄略天皇が葛城山へ鹿狩りに出かけたときに現れた山の神が「一言主」と言う神であったとされ、以後、天皇は一言主を葛城山に都の鎮守神として祀ったとされています。

葛城周辺の地域ではこの縁起にちなみ、古くから「いちごんさん」と呼び習わしており、「一言だけの願いであれば聞き届けてくださる神」と信仰され、現在に至っては役行者が広めた山岳信仰の影響もあり、「無言まいりの神」としても篤い崇敬が寄せられています。

なお、大国主命の息子である「事代主大神(ことしろのぬしのおおかみ)」と名前が類似していることから、一部の地域では同一の神様であると信仰されています。

水谷九社めぐりの第2番納札社

一言主神社は、水谷九社めぐりの第2番納札社に指定されています。

水谷九社めぐりは、水谷神社をはじめ、水谷川沿いに点在する9つの摂社末社をめぐり、特別な御朱印とお守りをいただくことができる参拝ルートです。

上の写真では、最右列、上から2番目の朱印が、一言主神社の御朱印です。

一言主神社の場所(地図)

一言主神社は、春日大社の本殿から徒歩3分ほどの位置にあります。

左隣には総宮神社、右手(北側)に進むと水谷神社です。

総宮神社へ参拝できる時間

  • 参拝時間:24時間参拝可能
  • 定休日:なし(年中無休)
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