奈良公園は、奈良を代表する一大紅葉スポットとなっており、近隣にある春日大社、東大寺をめぐる紅葉観賞コースがおすすめです。
今回は、奈良公園の紅葉の見ごろ時期やライトアップ、奈良公園を含む紅葉鑑賞のおすすめコースと、混雑状況、回避方法等についてご紹介します。
記事内でご紹介している時間、金額等は全て2023年12月現在のもの。変更等の可能性がありますので、必ずご自身でご確認の上、ご利用ください。
【2024年】奈良公園の紅葉の見頃のピークはいつ?色づき具合も知りたい!
11月24日時点の色づき具合:全体の約5割の色づき
紅葉の見頃予想:11月27日頃〜
落葉:12月17日頃〜
以上の情報はウェザーニュースを素敵に参照したもの💋
【平年】奈良公園の紅葉の見頃のピークはいつ?色づき具合も知りたい!
紅葉始め
- 10月下旬
紅葉見ごろ
- 11月上旬~12月上旬
奈良公園の紅葉する木の種類
- ナンキンハゼ(見頃:10月中旬~)
- サクラ・イチョウ(見頃:10月下旬~)
- モミジ(見頃:11月中旬~)
奈良公園の紅葉には、1つ決定的な特徴があります。
それは、紅葉の見ごろ期間が長い! ということです。
紅葉の見ごろは、例えば京都嵐山なら11月中旬~12月上旬。東京の紅葉の名所、高尾山薬王院も、見ごろは11月中旬~11月下旬と短いものです。
これに反して、奈良公園ではなんと11月上旬~12月上旬と、まるまる1カ月以上が見ごろとして挙げられます。
なぜ、このように見ごろの時期が長いかというと、上にご紹介したようにナンキンハゼからモミジまで、いろいろな種類の植物が生息しており、これらが時期をずらして黄葉、紅葉するためです。
穴場っ!奈良公園内の紅葉おすすめ観賞スポットとマップ
奈良公園の中に点在している、紅葉鑑賞におすすめの穴場スポットをいくつかご紹介します。
これらはいずれも、訪れる人が余り多くないので、ゆったりと紅葉鑑賞をすることができる場所。中には通り過ぎる人ばかり……という場所もあります。カメラ片手に足を運んでみてください。下にいくほど穴場度が高まりおすすめですよ!
鷺池と浮見堂
穴場感:
浮見堂は、奈良公園の中に位置する池、鷺池(さぎいけ)の中に立てられた六角堂です。
胡の周辺には紅葉する樹木が多く建ち並び、また浮見堂と紅葉とのコラボレーションが美しいと、最近はインターネットでも話題になることがあるようです。
鷺池の貸しボートで、池の中から紅葉を眺めると、穴場感がアップするでしょう!
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東大寺東塔院跡
穴場感:
600年以上前に失われたと伝えられる、東大寺の東塔の跡地です。ここには七重塔があったそうで、2015年には大規模な発掘作業も行われています。
東大寺東塔院跡には、主に大きなイチョウが黄色く色づくさまを見ることができます。赤い紅葉も少ないながら、生えているので、黄色が主体のきれいなコントラストが見られるでしょう。
MAP
春日野園地
穴場感:
春日野園地は、上でご紹介した、東大寺東塔院跡に隣接する広場です。鹿もたくさんいます!
奈良公園は広いので、メインストリートからちょっと外れた春日野園地は比較的人が少ないエリアで、ゆっくり鹿と一緒に紅葉を見ることもできます。
春日野園地は景観のベストスポットでもあります。紅葉だけではなく、東大寺大仏殿や、東大寺南大門、紅葉に色づく若草山までをしっかりとファインダーに収めることができますよ!
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吉城川(よしきがわ)川岸
穴場感:
吉城川(よしきがわ)は、奈良公園の中を流れる小川です。
奈良公園の中を東西に横切っており、東大寺南大門に向かう際にもその上の小さな橋を渡りますが、川そのものにはあまり注目している人がおらず、川沿いは穴場の休憩スポットです!
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いずれも、春日大社ー御朱印スタッフが自信をもっておすすめする紅葉スポットですので、ぜひ訪れてみてくださいね。
近鉄奈良駅発着!奈良公園を含む紅葉鑑賞おすすめモデルコース
奈良公園とその周辺には巡るべきスポットがたくさんあります。
今回は半日ほどで巡ることのできる紅葉観賞スポットをピックアップし、近鉄奈良駅発着のおすすめモデルコースにまとめました。
近鉄奈良駅
東大寺
奈良公園
春日大社
興福寺
近鉄奈良駅
コース途中で、奈良県立美術館、奈良国立博物館、旧大乗院庭園などに立ち寄るのもおすすめです。
東大寺の境内には、鏡池、大仏池などなど、穴場とも言える紅葉鑑賞スポットが点在しています。
奈良公園エリア全体に言えることですが、確かに紅葉の名所なので、観光客が殺到し、休日ともなればそれなりの人混みが生じます。しかし、1つ1つのエリアの空間が広いため、人がたくさんいる割には、ぶつかり合うほど、動けないほどにはなりません。
そして、中には、東大寺大仏殿の裏手や脇道など、繁忙期にもかかわらず、ほとんど人が来ない場所もあるのです。
東大寺の紅葉については、「鹿と愛でる古都の秋!東大寺・奈良公園の紅葉「見ごろ時期・おすすめスポット・ライトアップ・混雑状況など」」に詳しくご紹介しておりますので、ご覧下さい。
東大寺で参拝を終えましたら、奈良公園で少しゆっくりしましょう。園内や周辺の茶店で一服するのもおすすめです。
奈良公園からはまっすぐ、春日大社に向かうことができます。春日大社は境内社が多く、参拝するところもたくさんあり、しかもそこかしこに写真を撮りたくなる紅葉がたくさんあります。
春日大社の紅葉については、「春日大社(春日山)の紅葉「見ごろ時期・おすすめスポット・ライトアップ・混雑状況など」奈良公園では鹿もあなたを待っている!」でまとめております。
特に境内の萬葉植物園はゆっくり見たいスポットとなるでしょう。
春日大社の参拝を終えたら、奈良公園をさらに横切りつつ、興福寺へ向かいましょう。興福寺は東大寺と並んで、広義には奈良公園の中に位置しているとされる寺院です。やはり奈良公園の紅葉を見るなら、興福寺まで巡り、御利益をいただきたいものです。
興福寺まで訪れたら、近鉄奈良駅はすぐそばです。もう少し奈良公園周辺を散策するも良し、公共の交通機関を使って奈良じゅうを巡るのもおすすめですよ!
奈良公園の紅葉ライトアップ情報
奈良公園では、紅葉のライトアップはありません。しかし、奈良公園の園内のうち、
- 浮見堂
- 猿沢池
の2箇所が通年ライトアップを行っていますので、ライトアップされた紅葉を見たいなら、このいずれかを訪れてみましょう。
猿沢池
猿沢池は、興福寺の南側に位置している有名な観光スポットで、猿沢池の紅葉は旅行社のパンフレットなどにもよく登場します。
ライトアップされた浮見堂
紅葉そのものはライトアップされませんので、街灯や、ライトアップから漏れた光を浴びる形となります。
盛大に、派手にライトアップされた紅葉も良いかもしれませんが、このように控えめなライトアップも、ある意味日本らしい感傷的な、印象に残る紅葉鑑賞となりますので、おすすめです。
ライトアップ時間帯
- 日没~22:00
奈良公園の紅葉の混雑状況
奈良公園は、年中、ある程度混雑しているスポットです。
紅葉の季節だからといって観光客が激増するのではなく、いつでもある程度の人がいることを覚悟して訪れましょう。
しかし、休日の人の多さは平日の比ではないので、やはり混雑を避けるならば、平日に来遊するのがベスト。
また、主に休日になると、奈良公園から近い駐車場ほど、概ね満車になりやすい。
朝早くに奈良公園に到着し、周辺駐車場に停めるのでなければ、車ではなく公共の交通機関を利用し、
- 近鉄奈良駅
- JR奈良駅
のいずれかから、奈良公園にアクセスすることをおすすめします。
やむを得ず車が必要な場合は、上記いずれかの駅付近の駐車場に駐車したほうが、まだしも身動きが取れるでしょう。
でも、公共の交通機関を使えば、茶店の滞在時間も駐車場に左右されることがなく、動きやすいので、より良いのは電車バスです。
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