奈良の地酒=日本酒の原点!【春鹿・風の森など】試飲アリ・工場見学できる蔵元は?

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奈良の地酒=日本酒の原点!【春鹿・風の森など】試飲アリ・工場見学できる蔵元は?

春鹿、風の森といった名だたる地酒が居並ぶ奈良は、実は「日本酒(清酒)発祥の地」……そう、奈良がなかったら今の清酒はないのです!

今回は、奈良の清酒の歴史と、奈良で有名&おすすめの地酒についてご紹介してまいります。

試飲可能な工場見学についてもご案内しますので、最後までごゆっくりご覧になってくださいね。

記事内でご紹介している時間、金額等は全て2018年11月現在のものです。変更等の可能性がありますので、必ずご自身でご確認の上、ご利用ください。

奈良の地酒・清酒の歴史

奈良は清酒発祥の地です。

そもそも神社で御神酒を神様にお供えするように、お酒と宗教との関わりは非常に強いものでした。すなわち、京都よりも早く日本の宗教の中心点になりえた奈良では、神聖な酒の文化が早くから根付いたと言えます。

お酒と古い縁がある奈良の「三輪」

奈良とお酒を語るとき、「三輪」にある「大神神社」に触れないわけにはいきません。

大神神社(おおみわじんじゃ)

  • 住所:奈良県桜井市三輪1422 大神神社
  • TEL:0744-42-6633

大神神社は、奈良駅から電車でおよそ25分南下、「三輪駅」の近辺にある有名な神社です。

大神神社は日本最古の神社と目されています。ご本殿はなく、鳥居の奥の三輪山がご神体。日本の古い神祀りのスタイルを守り続ける神社です。

創始創建は記録に残っておらず不明。古墳時代よりも前、「有史以前」であるとされています。

大神神社に祀られる大物主神(オオモノヌシノカミ、もしくはオオモノヌシノミコトとも)は、酒の神様といわれます。

また大神神社の境内には、摂社として「活日神社(いくひじんじゃ)」という小さな神社が存在しています。活日神社には、高橋活日命(たかはしいくひのみこと)という神が祀られますが、この神は元々、髙橋村の活日さんという人間です。

『日本書紀』には、疫病と世情の混乱に悩む崇神天皇の夢枕に大物主神が立ち、酒を奉納するよう伝えた。これを受け、髙橋活日が崇神天皇に命じられて一夜にして神酒を醸造し(!)、三輪の神に捧げた。このことによって疫病が治まり、国は安定し富んだ……とあります。

そこで、髙橋活日は、「酒造り杜氏の神様」として大神神社の境内に祀られることになったというわけ。

そして、このエピソードをもって、三輪は酒造りの発祥である、と伝えられているのです。

中世時代以降は寺社で酒造が行われた

清酒が造られるようになったのは中世以降で、平安時代には清酒ではなく、酒と言えばいわゆる「どぶろく」が飲まれていました。

ちなみに、今は免許のない者がお酒を造るのは禁止されていますが、規制が始まったのは酒税が厳しく徴収されるようになった1899年(明治32年)からで、それまでは一般人が自宅で酒造りをすることさえ不可能ではなかったのです。

そのような理由もあって、お酒を造るのは今や酒屋さんの仕事ですが、過去には主に寺社がこの役目を担っていました。寺社が製造したお酒を「僧坊酒(そうぼうしゅ)」と呼びます。奈良県内では1600年代、

  • 正暦寺(奈良市菩提山町)
  • 長岳寺(天理市)
  • 中川寺(奈良市中ノ川町)
  • 妙楽寺(現在の多武峰町・談山神社)

といった場所で盛んに製造が行われ、戦国時代から江戸時代にかけては、次第に興福寺が酒造の中心的存在となりました。

その後、酒造の中心地が地方に移っていったのは、原材料となる米の確保、良質の水の確保などが原因です。とはいえ奈良では歴史的な酒造メーカーが今でもいくつも営業を続けています。

【人気順】奈良の地酒おすすめラインナップ♪

風の森(油長酒造)

左2本が「風の森」です。奈良の地酒の中でも、押しも押されもしない人気のお酒となっています。

同じ銘柄でも複数の種類があり、フルーティなものから、甘めのものまで様々。価格面でリーズナブルなのも、お土産に喜ばれるポイントです。

  • 価格:1,100円~

出世男(河合酒造)

重要文化財の酒蔵で醸される、非常に歴史のあるお酒。河合酒造の屋号は「上品寺屋(じょうぼんじや)」といって、古いものでは1772年(明和9年)に醸造を行っていたという記録があります。

縁起の良い名称から、プレゼントやお祝いにも用いられることの多い銘柄です。

  • 価格:2,000円~

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春鹿(今西清兵衛商店)

奈良らしい名前で自分用にも、お土産にも人気の「春鹿」は、ならまちの今西清兵衛商店で醸造されています。

場所が場所だけに、春日大社観光の道すがら立ち寄るのにもおすすめです。

今西清兵衛商店のルーツは今西家で、春日大社にお酒を納める酒造専門の神官でした。ところが神仏分離令によってこの仕事は立ちゆかなくなってしまい、酒造専門の業者として明治時代に開業したのが、今西清兵衛商店です。

そんな春日大社ゆかりのお酒は、過去には「春日神鹿(かすがしんろく)」という名前で売られていました。これが転じて、現在の「春鹿」になったということです。

  • 価格:1,000円前後~

花巴(美吉野醸造)

写真からのかなりのラインナップであることがおわかりいただける、花巴。吉野の千本桜を名前のルーツとする華やかなお酒です。

創業以来、奈良南部の、大峰山系の井戸水を仕込みに使っていますが、この水は万葉集に「いにしえに 恋ふる鳥かも 弓絃葉の 御井の上より 鳴き渡り行く」とうたわれた「弓絃葉の御井(ゆずるはのみゐ=ゆずるはの井戸)ではないかと伝えられています。

  • 価格:1,800円前後~

篠峯(千代酒造)

最初にご紹介した「風の森」と一緒にうつっている、一番右のボトルが「篠峯」です。

かなり辛口の味わいが特徴的な篠峯を醸造しているのは、千代酒造という葛城山の酒蔵です。葛城山の清水に、自家栽培・自家精米の米を使用するなど、こだわりの材料から作り上げられたお酒です。

  • 価格:2,500円前後~

工場見学できる!試飲もできる!奈良の地酒蔵元はココっ

奈良で、工場見学をすることのできる醸造蔵元なら、春日大社御朱印スタッフおすすめは、上の「春鹿」でご紹介した「今西清兵衛商店」です。

今西清兵衛商店は春日大社から近いならまちにあります。

春日大社からは、本殿から徒歩で20分。

観光をしながらブラブラ歩くにはちょうど良い距離ですし、ならまちには他にも見るところがたっぷりありますので、いずれにしても歩いて訪れたい場所です。

そんな今西清兵衛商店での観光見学の概要は、以下のとおりです。

【要予約】今西清兵衛商店:見学の詳細情報

  • 住所:奈良県奈良市福智院町24番地の1
  • アクセス:近鉄奈良駅より徒歩15分
    JR奈良駅より奈良交通バス「福智院町」下車徒歩1分
  • TEL:0742-23-2255
  • FAX:0742-27-3585
  • 見学の内容:ビデオ学習→酒蔵見学→試飲→お土産販売
  • 開館時間;9:00~17:00
  • 休館日:年末年始、お盆、その他イベント時(予約時にお問い合わせください)
  • 見学料:大人500円/小人無料
  • 予約方法:TELまたはFAXにて
  • 人数制限:2月の土日のみ各日55名
  • 駐車場:あり。普通車7台/大型バス不可
  • 外国語対応:英語案内表示、音声ガイド、付き添いガイドあり。中国語不可。韓国語不可。
  • 年間来場者数:約15,000人

年間来場者数15,000人と、かなりの規模で行われている酒蔵見学です。

試飲つきで、奈良の歴史と知識を身に付けることもできて500円はお得!

また、今西清兵衛商店には、旧福智院氏邸宅であった重要文化財の書院があります。福智院氏は興福寺大乗院家の坊官(寺における事務員に近い僧侶)を長年勤めており、この邸宅が1924年(大正13年)に今西家に渡ったものです。

書院への入館料がかかりますが、館内では和スイーツが楽しめる喫茶のほか、要予約のお食事(入館料込みで2,300円)をいただくこともできます。

大変訪れがいのある穴場ですので、こちらもぜひあわせて訪問してみてください!

今西家書院 お問い合わせ先

  • 住所:奈良県奈良市福智院町24番地の3
  • TEL:0742-23-2256
  • 入館料:一般350円/学生・70歳以上300円/未就学児無料
  • 開館時間;10:00~16:00
    (受付終了15:30)
  • 休館日:月曜日・夏期・冬期イベント開催時(要問い合わせ)
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