春日大社の本殿は楼門と楼門から左右に延びる廻廊(壁)の内側にあります。
楼門は、閉門時間になると閉じられますので、楼門と廻廊の内側へ入って本殿近くでの参拝はできませんのでご注意ください。
また、開門時間内の境内の参拝は自由ですが、夏期と冬期で開門時間と閉門時間が異なりますので、注意してください。
それと春日大社には「本殿前特別参拝」という有料の参拝があります。
本殿前特別参拝を行わない場合は、幣殿の前で参拝を行うことができますが、これはあくまでも幣殿・舞殿が併設された建物であり、拝殿・本殿ではありません。
本殿前特別参拝に入場すると、本殿の前まで進むことができ、本殿に併設された拝殿前で参拝を行うことができます。
春日大社の開門・閉門時間
開門時間 | 閉門時間 | |
夏期 |
6:00 | 18:00 |
冬期 (10月~3月) |
6:30 | 17:00 |
春日大社本殿前特別参拝の参拝可能時間
- 通年で9:00~16:00
- 定休日:なし(年中無休)
御朱印の受付時間
- 8時30分〜17時
夫婦大国社の参拝可能時間
春日大社の境内社である「夫婦大国社」では独自の拝観時間を設定しています。
夫婦大国社は、大黒様夫婦をお祀りする日本で唯一のお社ですのでぜひ参拝してみましょう。
- 参拝可能時間;9:00~16:30
- 定休日:なし(年中無休)
春日大社/国宝殿の拝観可能時間
- 10:00~17:00
※入館受付は~16:30
※春日大社の行事によって変動することがあります
- 定休日:なし(年中無休)
※春日大社の行事や展示品の入れ替えなどで休館になる可能性あり。
春日大社/万葉植物園の観覧可能時間
開園時間 | 閉園時間 | |
3月~11月 | 9:00 | 17:00 |
12月~2月 |
9:00 | 16:30 |
※入園受付はいずれも閉園30分前までです
※春日大社行事によって変動することがあります
鹿愛護会の公式サイト
駐車場
駐車料金 | バス 3,000円 |
バス回送 1,000円 | |
乗用車 1,000円 | |
バイク 300円 |
開場時間
月 | 営業時間 |
3月~10月 |
7:30~17:00 |
11月~2月 | 7:30~16:00 |
収容台数
バス・乗用車合わせて100台駐車可能💘
注意
混雑状況や時期、祭典の都合によっては、祈祷者専用(七五三・お宮参り等)及びバス専用になり、一般車の駐車をお断りする場合があります
意外に多いぞ!春日大社の定休日(参拝できない日)!
春日大社では年間2,200(!)にも及ぶ祭礼が行われています。
2,200といえば、1年365日のおよそ6倍。つまり1日平均6つの祭礼が行われるということ!
もちろん祭礼が多い日、少ない日がありますが、2,200という数の中には、一般の参拝者が拝見することのできないもの、本殿での特別参拝をシャットアウトするものも含まれています。
このため、春日大社では、丸一日の休日がない一方で、本殿前特別参拝ができない日時が数多く設定されています。
春日大社/本殿前特別参拝が不可能な日時・一覧
※AM……午前中の拝観不可
※AMの表記のない日は終日不可
1月 | 1日~7日(初詣は係員の指示に従いましょう) 成人の日 11日AM 21日AM |
2月 |
1日AM |
3月 |
1日AM |
4月 |
1日AM |
5月 | 1日AM 5日AM 10・11日AM 21日AM 第3金曜日AM |
6月 | 1日AM 11日AM 21日AM |
7月 | 1日AM 11日AM 21日AM |
8月 | 1日AM 7日AM 11日AM 15日AM 21日AM |
9月 | 1日AM 11日AM 21日AM 秋分の日AM |
10月 | 1日AM 9日AM 11日AM 21日AM |
11月 | 1日AM 3日AM 11日AM 21日AM 23日AM |
12月 | 1日AM 11日AM 17日AM 20~31日 (年末年始の参拝は 係員の指示に従いましょう) |
午前中の参拝不可を中心に、かなりの数、参拝できない日があることがおわかりいただけるかと思います。
また、上記以外でも、祭礼が入って参拝が臨時に中止になることは常にあり得ます。
祭礼は午前中にやるの?
さて、ここでちょっとした疑問になるのが、
「祭礼って午前中にやることになってるの?」
ということ。確かに、春日大社では午前中の参拝不可時間が圧倒的に多いようです。
結論から言えば、何時にどの祭礼を行うかは、神社ごと、祭礼ごとにたいていキマリがあります。
つまり春日大社でも、「午前中にやる」というキマリの祭礼があるから、午前中に祭礼を行っているに過ぎません。
しかし、それとは別に、一般的に神社参拝は午前中に行うと良い……という説もあります。
その理由としては、
- 午前中は神様がちゃんと神社にいらっしゃるから
- 参拝者が多くないから、神様がちゃんとお願いを聞き届けてくれる可能性が高くなるから
- 早朝から午前中にかけては、頭がハッキリしていて、参拝者(私たち)が自分自身と向き合いやすいから
等々、諸説あります。
春日大社の祭礼が、こうした理由から午前中にやることが決まっている……とは言えませんが、一般的に神社を参拝するなら午前中が望ましい、とする説があるのは確かです。
日本の神様は人間くさい
「午前中は神様が、ちゃんと神社にいらっしゃる」
と聞いて、(じゃあ午後はいないのかよ……)とお思いになる方もいるでしょう。
春日大社の神様のみならず、日本の神道の神様を通して言えることは、とても人間くさくて面白い、ということ!
お酒飲むし、仏様のように「見てないけどなんでもわかります」なんてこともないし、神社に参拝しても鈴を鳴らさないとお願いを聞きに拝殿にいらしてくださらないというウワサです。
(だから、お寺には鈴がありませんが、神社の多くに鈴などの鳴り物が設置してあります)
午後は、神社に常にいらっしゃらない……ということはないのかもしれませんが、午睡を取られていることくらいは、あるかもしれません!
こうしたことが理由かどうかはわかりませんが、神道の祭礼の中には、真夜中から始まる祭礼や、早朝から始まる祭礼がたくさんあります。
午前中は陽の時間、午後は陰の時間
スピリチュアル的な面から解説すると、1日の時間を午前と午後に分けた時、陽が昇ってゆく午前中は「陽」が満ちてゆく時間。
そして、陽が落ちてゆく午後は、徐々に「陰」に傾く時間とされています。
陽よりも陰が強くなるのは一般的に日没で、陰よりも陽が強くなるのは、日の出です。
ですから一応、午後になっても日の入りまでは、陽の気は陰の気に勝るのですが、とはいえこれから陽の気が満ちる午前中と、陽の気が衰える午後とでは、神仏にご加護を祈るなら午前中のほうが望ましい、という考え方があるのも事実です。
陰陽の法則に忠実な神社で有名なのが明治神宮で、日の出の時刻に開門し、日の入りの時刻に閉門します。このため明治神宮では、毎月の開門時間と閉門時間が異なります。
神社の祭礼が午前中に行われることが多いのは、こうした理由にも関係あるのかもしれません。
春日大社のスケジュールを把握し参拝休止日時を避けてご参拝ください
以上のように、春日大社では午前中を中心に、メインとも言える本殿前特別参拝にお伺いできない日時がありますので、ぜひここを避けてご参拝されるのがおすすめです。
また本殿前特別参拝をしない場合でも、無料のエリアで幣殿や舞殿、砂ずりの藤といった見どころを巡ることもできますので、お見逃し無く回られてくださいね。