龍王社

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龍王社:春日大社 末社

読み方

りゅうおうしゃ

建築年

不明

移転年

1875年(明治8年)

※総宮神社に合祀される形で吸収合併

再建年月日

2018年9月1日

※春日大社創建1250年を記念し140年ぶりに再建

建築様式(造り)

春日造

ご祭神

  • 龍王大神(リュウオウオオカミ)

龍王社の歴史―2018年に再建したお社

龍王社は、春日大社創建1250年を記念し、2018年に再建されたばかりの新しいお社です。

そもそも龍王社は、現在の春日大社の祈祷所付近に建っていたと伝えられています。

現在の地図を見ると、ご祈祷所から龍王社までは距離的には近く、ほぼ真北の方角であることがわかります。

このご祈祷所がある場所には、過去に、「安居屋(あんごのや)」と呼ばれた、興福寺僧侶のための修行場が建っていました。

そして龍王社は安居屋の中にあった祈祷所だと伝えられています。

春日大社の安居屋および、その中にあった龍王社がいつ建設されたのかは、わかっていません。

安居屋は、固有名詞ではなく、僧侶の修行場という意味での一般名詞で、神仏習合の風習が盛んだった頃は日本全国の多くの神社に存在していました。

ところが、明治維新後に神仏分離が行われた後は、神社の中に僧侶の居場所がなくなり、安居屋の多くが破壊されました。

春日大社の安居屋も、これに伴って、1875年に閉鎖。

安居屋の中にあった龍王社は、興福寺の敷地内から春日大社へと移転してきた総宮神社に合祀(合併)されました。

そして、それから140年、春日大社が創建1250年の節目を迎えた2018年に、龍王社が単独のお社として再建されました。同年、9月1日に参拝開始となっています。

龍王社の御利益

龍王社は、ご祭神を「龍王大神」としています。

龍王大神とは龍神のことです。

龍神は、水に関する運気をつかさどるほか、金運に関連する運気をつかさどると考えられています。

これは古代日本と中国、風水にもつながる考え方で、まさに、治水を会得した者が富を得るという現実に即した、実践的スピリチュアリズムであるとも言えるでしょう。

したがって、龍王社の最も注目すべき御利益は運気上昇、金運財運アップです。


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鳴雷神社の里宮

春日大社の境内の外輪、春日山には、「春日奥山五社」と呼ばれる、5つの末社があります。

このうちの1つ「鳴雷神社(なるいかずちじんじゃ、あるいは、なるかみじんじゃ)」は、龍王社と非常に繋がりの深いお宮です。

そもそも、奈良の地は内陸であったため、雨が降らず、干ばつの被害に遭うことも多い場所で、古来ため池も多く作られました。

奈良の治水の歴史は、雨乞いの歴史でもあります。

どうやったら順当に天が雨を降らせてくれるのか、これを解決する古代的な手段の1つが、龍神信仰でした。

龍神を手厚く祀ったり、雨乞いをしたりして、雨が畑を潤すこと(しかも、洪水にならない程度に)を祈るのです。

龍王社はこの、龍神信仰の重要な拠点の1つであったと考えられています。

そして、春日山の中には龍王社から龍神を勧請した、鳴雷神社という神社があります。

(この、勧請元となった神社を、里宮――さとみや、と呼びます)

鳴雷神社の足元には、どんな時でも水が涸れないと伝えられる、「龍王池」と呼ばれる池があります。

こうした池の存在もあって、鳴雷神社では朝廷から人が派遣されるほど盛んに雨乞いが行われていました。

その、鳴雷神社のご祭神は、現在では「天水分神(アメノミクマリノカミ)」とされていますので、その里宮である龍王社にお祀りされている「龍王大神」もまた、天之水分神の分身、あるいはそれに類する龍神のことを指していることがわかります。

水谷九社めぐりの第3番納札社

龍王社は、2018年から巡礼が開始された水谷九社めぐりの第三番納札社に指定されています。

水谷九社めぐりを行うと、上の写真のような特別の御朱印とお守りを授かることができます。

写真の御朱印のうち、右下ものもが龍王社の御朱印ですので、ぜひ水谷九社めぐりをしながら、龍王社を参拝してみましょう。

龍王社の場所

春日大社のご本殿から龍王社へは、徒歩で3分ほどです。

龍王社の付近には一言主神社、総宮神社、水谷神社などがありますので、水谷九社めぐりを行うか、近辺の神社とあわせて一度に回るのがおすすめです。

龍王社へ参拝できる時間

  • 参拝時間:24時間参拝可能
  • 定休日:なし(年中無休)
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