春日大社・総宮神社

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春日大社・総宮神社(春日大社 末社)

読み方

そうぐうじんじゃ

建築年

726年(神亀3年)※奈良時代

移転年

※調査中

明治維新により現在地に移転

建築様式(造り)

春日造

ご祭神

  • 総宮大神
  • 天照大神
  • 八幡大神
  • 春日大神
  • 白山大神
  • 三光宮
  • 二上権現
  • 窪弁財天
  • 北向荒神
  • 睡神社
  • 蛭子社
  • 善女竜王社

興福寺五重塔を守護するための神社

総宮神社は、元々は春日大社ではなく、興福寺の境内「五重塔」の南側にかつて存在した「安居屋(あんごや)」跡地に建っていた神社でした。

ところが、明治初頭を迎えると「神仏分離令」が発令され、これににより神仏が分けて祀られることになり、1875年(明治8年)に五重塔の南側から当地に移築されています。

上記、創建年として記載した726年に、そもそも元正天皇の病気平癒を祈願するために勧請された神社です。

これが、興福寺五重塔の近くであったことから、総宮神社の役割は病気平癒から五重塔の鎮護に変化していったと考えられます。

総宮神社が現在の場所に移転したのは明治維新以降、廃仏毀釈によるものです。

総宮神社の御利益

総宮神社は、建築と住まいの神様であるとされ、建築関係の方々からの信仰がとくに篤(あつ)い神社です。

なぜ、総宮神社が建築の神社とされたかと言えば、それは元々の、五重塔の側にあって五重塔を鎮護していたというなりゆきに他なりません。

そもそもが病気平癒を祈願したものでしたが、長年五重塔をお守りしたという実績が、建物を守ってくれる神社というイメージにつながりました。

ちなみに、ご祭神と御利益との関係ですが、総宮神社には非常に多くのご祭神がお祀りされています。

公式に「祀られている」と明言されている神様だけでも、9柱の神様の名前が連ねられています。

しかし、これらの神は、決して1つの名前が1柱の神だけを表しているとは限りません。

例えば、春日大社にお祀りされている神様が「春日大神」ですが、春日大神とは

  • 武甕槌命(タケミカヅチノミコト)
  • 経津主命(フツヌシノミコト)
  • 天児屋根命(アメノコヤネノミコト)
  • 比売神(ヒメガミ)=天美津玉照比売命(アメノミツタマテルヒメノミコト)

の4柱の神々の総称であるとされています。

では、「八幡大神」はといえば……

  • 応神天皇
  • 比売神=宗像三女神
  • 神功皇后

の3柱の神々を表します。

なお、春日大神の時も、八幡大神の時も登場した「比売神」とは、その神社に祀られた神様の娘や妻にあたる神、あるいは縁故の深い女神をあらわす一般名称で、固有名詞ではありません。

ですから、春日大神の場合、比売神と言えばアメノコヤネノミコトの妻であるアメノミツタマテルヒメノミコトのことを指し、八幡大神の場合は、神功皇后が信仰したと言われる宗像三女神(=タギツヒメノミコト、イチキシマヒメノミコト、タギリヒメノミコト)のことを指すのが一般的です。

このようにご覧になってのとおり、総宮神社の神々は9柱のように見えて、厳密に見れば9柱ではありません。

総宮神社という名前のとおり、「総て(すべて)の神々をお祀りする神社」という意味合いに取ることもできます。

よって、総宮神社の御利益としては、衣食住の「住」、プラス様々な開運と神々のご加護、と言うことができるでしょう。

住まいを授けてくださるとも言われていますので、新しく家を買いたい、引っ越したいというような時にお参りしても良いかもしれませんね。


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総宮神社の御祭神は合祀されて集められてきた神様たち一覧

現在、この総宮神社の御祭神たちは、春日大社および奈良公園付近の神社から集められてきた神様が合祀されています。

以下にそれぞれの神様が、かつてどこの社で祀られていたのかを記しておきます。

総宮大神:春日大社に移築されてから後、合祀

天照大神:春日大社に移築されてから後、合祀

八幡大神:春日大社に移築されてから後、合祀

春日大神:春日大社に移築されてから後、合祀

白山大神:もとは「四恩院」で祀られていた

三光宮:かつては下三条町で祀られていた

二上権現:十三鐘にあった二上権現社

窪弁財天:もとは三重塔の西側で祀られていた

北向荒神:飛火野の北向荒神社で祀られていた

蛭子社:かつては春日野グランウンド付近に祀られていた

善女竜王社:安居屋で祀られていた

ところで・・「安居屋」とは?

ちなみに安居屋とは、ある一定期間、僧侶たちが集い修行する場所のことです。興福寺にかつて存在した安居屋は五重塔の南側に建っていたということです。

総宮神社は水谷九社めぐりの第1番納札社

総宮神社は、水谷九社めぐりの最初の1社(第1番納札社)に指定されています。

水谷九社めぐりを行うと、九社めぐりだけの特別な御朱印や御札を授与して頂くことができますので、ぜひ参拝してみましょう。上の御朱印の写真では、一番右上の印が総宮神社のものです。

総宮神社の場所

総宮神社の場所は、春日大社の本殿から見て北側、一言主神社のすぐ隣になります。

総宮神社へ参拝できる時間

  • 参拝時間:24時間参拝可能
  • 定休日:なし(年中無休)
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