【期間限定もある!】元興寺の御朱印の種類と値段・授与場所(営業時間)など

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【期間限定もある!】元興寺の御朱印の種類と値段・授与場所(営業時間)など

日本の寺院の中でも、最も重厚な歴史を持つ元興寺で、御朱印をいただく方法をご紹介します。

元興寺は、日本で一番最初に作られた「本格的な」寺院であると言われています。大陸から飛鳥時代に伝わった仏教ですが、宗教として本格的に整備され、大々的に寺院として祀られたのは元興寺が初めてであると言うのです。

こうした実績から世界文化遺産にも認定されている元興寺でも、御朱印をいただくことができます。

では、早速御朱印の種類ともらい方を確認しましょう。

元興寺の御朱印の種類一覧

通常頒布の御朱印一覧

①元興寺御本尊の御朱印「智光曼荼羅」
「瑠璃光」の御朱印【西国四十九薬師霊場・第5番札所】
「ご詠歌」の御朱印【西国四十九薬師霊場・第5番札所】
「理趣大師」の御朱印【大和北部八十八ヶ所霊場・第9番札所】
「阿弥陀如来」の御朱印【大和北部八十八ヶ所霊場・第9番札所】
⑥神仏霊場巡拝の道【第41番札所(奈良30番)】の御朱印

「聖徳太子」の御朱印
「如意輪観音」の御朱印
⑨「西国四十九薬師霊場会」の御朱印

⑩大和地蔵十福霊場「印相地蔵」の御朱印
ぼさつの寺めぐり「南無上宮太子」の御朱印

期間限定頒布の御朱印一覧

①地蔵会万灯供養の御朱印
②2016年・元興寺の「慈悲万行」で授与された限定の御朱印(2種類)
③2018年・元興寺創建1300年を記念した限定の御朱印(4種類)

【番外編】元興寺塔跡の御朱印

①南都七大寺之一「南無佛」の御朱印
②大和北部八十八ヶ所霊場 第五番札所「南無佛太子」の御朱印

以下ではこれらの御朱印各種類についてさらに詳しくご紹介していきます。

元興寺の通常頒布の御朱印

元興寺の御朱印の種類についてご紹介します。元興寺の御朱印は種類が多く、9種類が確認されています。

①元興寺御本尊の御朱印「智光曼荼羅」

  • お布施(値段):300円

元興寺の極楽堂は、寺院にしては珍しく、仏像ではなく曼荼羅を御本尊として祀っています。「智光曼荼羅」(ちこうまんだら)です。

智光曼荼羅は、智光法師が極楽浄土を夢に見た様子を描いたものであると伝えられています。

元興寺で最も定番の御朱印と言えます。

②西国四十九薬師霊場 第五番札所「瑠璃光」の御朱印

  • お布施(値段):300円

元興寺は、「西国四十九薬師霊場」の第5番札所となっています。

「瑠璃光」は薬師如来のご威光をあらわす言葉で、元興寺におさめられた薬師如来坐像のご加護をいただくことができます。

③西国四十九薬師霊場 第五番札所「ご詠歌」の御朱印

  • お布施(値段):300円

「瑠璃光」の御朱印と同じく、西国四十九薬師霊場の御朱印ですが、こちらはご詠歌を書いて頂けます。

「瑠璃光」の御朱印と同時に授与された場合には、上の写真のように、朱色の印は「瑠璃光」のページのみに押されることがあります。

単体でいただいた場合、上の写真の背景として、薬師如来様をかたどった「瑠璃光」と同じ絵印が中央に、「元興寺」の朱印が左下に入ります。

④大和北部八十八ヶ所霊場 第九番札所「理趣大師」の御朱印

  • お布施(値段):300円

「理趣大師」は奈良県の八十八ヶ所霊場で、これの第九番として元興寺がリストアップされています。

「理趣大師」とは弘法大師空海のこと。こんな言い伝えが残っています。

――空海は「理趣経」(りしゅきょう)という経典を所持していた……理趣経は、密教の中でも男女の交わりを善きものと説く、仏教的には珍しい経典で、これを最澄が弟子を通じて、「貸してくれ」と空海に依頼した。

ところが、空海はこれを拒絶した。

解釈によっては、仏教的な思想を外れ、単なる快楽主義に溺れる僧がいてもおかしくなかった。内容が内容だけに、理趣経をおいそれと貸し出すわけにはいかなかったのである。

結果的に空海が経典の貸出を拒否したのは事実であり、これをもって元々良いとは言えなかった空海と最澄の仲はますます悪化した――

と、まあそんな言い伝えのある理趣経ですが、弘法大師ゆかりの経典ということで、「理趣大師」の御朱印もお見逃し無く。


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⑤大和北部八十八ヶ所霊場 第九番札所「阿弥陀如来」の御朱印

  • お布施(値段):300円

大和北部八十八ヶ所霊場の御朱印としてもう1つ、国指定重要文化財の阿弥陀如来様にちなんだ、「阿弥陀如来」の御朱印があります。

⑥神仏霊場巡拝の道【第41番札所(奈良30番)】

2018年より元興寺が新たに神仏霊場巡拝の道【第41番札所(奈良30番)】として加えられることになっており、当寺でも朱印を授与しています。

神仏霊場の道専用の印判は特になく、御本尊「智光曼荼羅」の墨書きがされた朱印を受けることができまする。

なお、第41番札所は元興寺以外にも奈良28番の丹生川上神社(吉野郡)と、奈良29番の丹生川上神社下社(吉野郡)がありまする。

「聖徳太子」の御朱印

  • お布施(値段):300円

元興寺には、国指定重要文化財として「聖徳太子立像」も納められています。

元興寺はそもそも、ルーツを飛鳥に求めることができます。飛鳥時代、寺院として日本で初めて成立した元興寺(当時は法興寺―ほうこうじ)でありますから、聖徳太子とも縁が深いと言えるでしょう。

⑦「如意輪観音」の御朱印

  • お布施(値段):300円

やはり元興寺に納められる、如意輪観音様の御朱印です。

⑧「西国四十九薬師霊場会5番」の御朱印

⬆️令和元年12月14日に拝受した朱印

「西国四十九薬師霊場会5番」の御朱印です。ただ、この御朱印は「霊場会開創30周年記念」を祝した特別金紙に書かれた薬壺(やっこ)の形状をした特別頒布の御朱印です。

  • お布施(値段):300円

⑨大和地蔵十福霊場「印相地蔵」の御朱印

  • お布施(値段):300円

「大和地蔵十福霊場」は、奈良県内、10箇所にあるお地蔵様の巡礼ルートです。

印相地蔵というのは、何も手に持っておらず、持ち物ではなく手の印で救済を行うお地蔵様のことです。

ちなみに大和地蔵十福霊場には専用の御朱印台帳が授与されています。十ヶ寺すべて満願すれば地蔵十福のご利益が得られるとされています。

詳しく知りたい方は霊山寺事務局(0742-45-0081)まで。ウフ

ぼさつの寺めぐり「南無上宮太子」の御朱印

  • お布施(値段):500円

こちらは、南都真言宗律宗「ぼさつの寺めぐり」の御朱印です。

元興寺の期間限定の御朱印

①地蔵会万灯供養の御朱印

毎年、夏期間(8月23~24日 17時~21時)に斎行される「地蔵会万灯供養」にて特別頒布される御朱印です。

本堂の中には各地から奉納される書画を貼った献灯揮毫行灯に火が灯されます。また本堂外の「智光曼荼羅」の前に地蔵菩薩2体が祀られ、厳かな雰囲気の中法要が勤修されます。

この法要では、無病息災を祈願した後、境内浮図田にて万燈供養が行なわれます。また、献灯する「灯明皿」の受付も当日行っていまする。

  • お布施(値段):300円

②「慈悲万行」で授与された限定御朱印2種

元興寺「慈悲万行(じひまんぎょう)」で特別授与された御朱印になります。

慈悲万行とは、「慈悲万行菩薩」のことを指し、慈悲万行菩薩とは「春日大明神」のことを指します。

つまり、元興寺・興福寺の鎮守社でもある春日大社とこれら3寺社に由縁にあやかった御朱印となります。

よって、正式には元興寺だけではなく、春日大社・興福寺でも授与された期間限定の御朱印です。

智光曼荼羅の御朱印

⬆️写真は2016年(平成28年)のときの朱印

  • お布施(値段):300円
御詠歌

画像引用元:京都の御朱印もらい隊

  • お布施(値段):300円

③元興寺創建1300年を記念した限定の御朱印

2018年に限っては、元興寺の創建1300年ということで、記念の限定御朱印が登場しています。

創建1300年の記念御朱印に関しては、「創建千三百年」の印が入ります。

「印相地蔵」の御朱印(2018年8月23・24日限定)

  • お布施(値段):300円
「佛法元興」の御朱印(2018年12月31日まで)

  • お布施(値段):300円
「智光曼荼羅」の限定御朱印

  • お布施(値段):300円
「印相地蔵」の限定御朱印

  • お布施(値段):300円

今後も創建周期祝の際は同様に記念の御朱印が授与されるものと思われまする。


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【番外編】元興寺塔跡の御朱印

元興寺は、現在の境内だけではなく、「塔跡」と呼ばれる場所でも御朱印の授与を行っています。

元興寺から元興寺塔跡への行き方

元興寺極楽坊からは、徒歩わずか3分の場所なので、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。塔跡にもそれとなく、見どころとなる場所があります。

【元興寺塔跡】南都七大寺之一「南無佛」の御朱印

之一(の1つ)と読みます。現在は廃れており、専用の朱印を用意していない寺院が多いのですが、実は「南都七大寺(なんとしちだいじ)」という霊場巡拝もあり、元興寺はこのうちの1寺に指定されていまする。

「南都七大寺」とは、奈良時代に平城京(南都・奈良)およびその周辺に存在していた朝廷の庇護を受けた7つの大寺院のことです。往時の元興寺は付近の興福寺を凌ぐほどの隆盛を誇り、その境内地は現在の奈良町全域に及んだと伝えられていまする。

  • お布施(値段):300円

【元興寺塔跡】大和北部八十八ヶ所霊場 第五番札所「南無佛太子」の御朱印

  • お布施(値段):300円

元興寺塔跡の御朱印はいずれも「南無佛」の文字が入ります。これは南無佛太子、つまり2歳の頃の聖徳太子像をあらわす言葉です。

元興寺の御朱印を授与してもらえる場所・時間

元興寺の御朱印授与場所・時間

元興寺で御朱印をいただくには、拝観受付で御朱印帳を預けます。

もし、元興寺で御朱印をいただくのと同時に、オリジナルの御朱印帳を購入したい場合には、拝観受付でその旨を申告すれば済みます。

元興寺の拝観受付は、東門のすぐ隣にあります。

元興寺・御朱印の受付時間

元興寺の御朱印受付時間は以下のとおりです。

  • 9:00~17:00

「元興寺塔跡」の御朱印授与場所・時間

元興寺塔跡では、併設の庫裏で御朱印を受け付けています。

「元興寺塔跡」の御朱印の受付時間

元興寺塔跡の御朱印受付時間は以下のとおりです。

  • 9:00~17:00

元興寺で御朱印をいただく際の混雑状況・混雑具合

元興寺で御朱印を希望する場合は、拝観受付で御朱印帳を預けて拝観する形式になりますので、混雑はありません。

現在の元興寺の境内はそれほど広くはなく、「見どころ」と言えるほどの場所もそれほどありませんので、拝観する人は平日、土日祝日を通して少ないです。

ただし、全種類の御朱印をお願いした場合に、境内に入って拝観をあまりせずに帰ってきた場合は、まだ、御朱印が出来ていないこともあります。

元興寺のオリジナル御朱印帳

元興寺のオリジナル御朱印帳については下記のページを参照してください。

関連記事: 御朱印帳とは?「御朱印帳の起源について」

元興寺のお問い合わせ先

住所:奈良県奈良市中院町11番地
TEL:0742-23-1376

(塔跡)住所:奈良県 奈良市芝新屋町12

【補足】御朱印とは?

御朱印とは?については以下のページをご参照ください。

 御朱印とは?御朱印の起源や歴史

終わりに・・

元興寺で全種類の御朱印を授与したときに特別にもらえるものがある!

元興寺で全種類の御朱印を授与すれば下記のような絵札が特別にもらえます。

これは地蔵菩薩が描かれた御影(みえい)になります。いただいた際は、御札と同じですので、仏壇でお飾りするなど大切にしてください。ウフ

さらに!御朱印の間に挟む紙も特殊!

元興寺で御朱印を複数、授与した際、間に紙を挟んでいただけますが、この紙もまた特殊で象形文字のような文字が記載されており、さらに元興寺を示す印をいただけます。

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