【奈良】春日大社・鹿苑(ろくえん)とは?子鹿を見られるのはいつ?行き方(アクセス)など

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【奈良】春日大社・鹿苑(ろくえん)とは?子鹿を見られるのはいつ?行き方(アクセス)など

鹿苑は、奈良の春日大社(奈良公園)にある、鹿を見ることのできる施設です。奈良公園のシカを知ることができる癒しスポットとして人気の高い鹿苑について、場所、内部施設、そして多くの人が楽しみにしている子鹿の季節等をご紹介します。

「鹿苑」読み方は?

「鹿苑」の読み方は「ろくえん」です。鹿苑という漢字から、京都にある有名な寺院「鹿苑寺 金閣(ろくおんじ きんかく)」を想像する人も多いかもしれまシェんが、全く関係はありません。

ちなみに、金閣寺の正式名称「鹿苑寺」(ろくおんじ)は、開基であった足利義満の死後、彼の法号「鹿苑院殿」から取って付けられたものです。

鹿苑ってどういう施設?

天然記念物の「奈良のシカ」を保護!

鹿苑は簡単に言うと、奈良公園のシカを保護するために作られた施設です。鹿苑の運営は、一般財団法人の「奈良の鹿愛護会」が行っています(春日大社ではない)。

もちろん保護をするだけではなく、健全にシカを育てる、育成の部分にも力を入れています。育てるだけではなく、シカの生態について研究を行ったり、奈良という土地がシカとともに存続していけるよう、シカと人とが共存できる地域社会づくりを目指して活動を行っているのが、奈良の鹿愛護会です。

シカに関する伝統行事「鹿の角きり」などを運営している!

シカ関連の伝統行事を保存し、継承をするのも、鹿苑および奈良の鹿愛護会の使命となっています。この伝統行事の中には、奈良公園の鹿関連の行事として非常に人気の高い「鹿の角きり」、そして「鹿寄せ」「鹿まつり」などがあります。

 鹿の角きりに関しては、 【奈良の行事】鹿の角切をする理由…日程・時期・場所は?痛いのか!?英語で説明する方法などにて詳しく解説していますので、あわせてご覧下さい!

鹿苑の公開日程、時間、料金、休園日

鹿苑は一般の人も、休園日(正確には、休苑日)を除いて、見学に入ることができます。以下では公開の日程、休園日、時間、料金についてご紹介します。

  • 公開日:休苑日を除く毎日
  • 休苑日:毎週月曜日
  • 公開時間;10:00~16:00
  • 料金(入場料):無料ですが、100円/1人程度の協力金のお願いがあります
    ※子鹿公開や鹿の角きりなど、イベント時は別途、料金が設定されています。

鹿苑では、入園料、入場料という形での強制的な課金はありません。ただ入苑にあたり、鹿の保護費用や餌代などとして100円程度の協力金の依頼がなされています。入場ゲートはありますが、係員はおらず、協力金を入れる箱だけ置かれています。ここにお金を入れてから中に入ります。


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鹿苑の内部を詳しく!

鹿苑の内部(公開されている部分)には、鹿を収容しているスペースと、鹿のことについて学ぶことのできるスペースとがあります。

鹿苑に収容されている鹿の種類は?

鹿を収容しているスペースには、4月、5月を中心に、妊娠しているお母さん鹿が入れられます。

子鹿が生まれたら子鹿もここで保護し、母鹿と子鹿とが7月中旬まで共同生活をします。ここで保護される母鹿は、毎年およそ200頭です。

この時期以外は、怪我をした鹿、気性が荒くて奈良公園で自由にすることが危険な鹿、奈良公園を離れてしまうようになった鹿……などが鹿苑に入れられることになっています。


 妊娠している母鹿と子鹿を保護するのはなぜ?

 母鹿は妊娠すると、子鹿を守るために気が荒くなり、奈良公園の中で放しておくと人間に危害を加えることがあります。そこで鹿苑の中に隔離し、出産が終わって子鹿が母離れするまで保護します。あくまでも、人間との間でトラブルが起こるのを避けるためであり、鹿苑で出産補助をしてあげるわけではありません。


鹿にどんぐりをあげられるコーナーがある

様々な事情がある鹿の収容スペースの奥には、鹿にどんぐりをエサとしてあげることのできるコーナーがあります。

その時、エサをもらえる鹿たちがフェンスの奥にいて、人のいる側とフェンス側との間には、どんぐりを転がして鹿側に落とすことのできる溝が作られています。ここからどんぐりを転がすと、鹿の側にあるエサスペースにどんぐりが落ち、鹿が食べてくれるというワケです!

どんぐりは、入れ物の箱から、1カップ/1人ずつ取ってあげることができます。

もっとあげたい場合は、ガチャガチャのカプセルに入った鹿のえさ(どんぐりではありません)が100円/1回で販売されていますので、購入して下さい。


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鹿のことを学べるコーナーもお見逃しなく

上記のような、実際に鹿がいるスペースの他に、鹿や、鹿のいる奈良の環境のことを学べるスペースが設けられています。

ここは、展示コーナーとクイズコーナーに分かれており、クイズコーナーでは鹿に関連するクイズがパネルで出題されます。

応えはパネルの裏側にありますので、考えた後はパネルを持ち上げて答えを覚えていきましょう。

また展示コーナーでは、奈良にいつから鹿がいたのか……などがわかりやすく展示されています。⬆️パネルで鹿の歴史も学べる!

答えを言ってしまうと、春日野の鹿は万葉集にも登場していますし、近隣の遺跡で鹿の埴輪も出土していることから、奈良の鹿は縄文時代や弥生時代には既に生息しており、奈良時代、平安時代と長く人と共存してきたことがわかります。

このような奈良と鹿の歴史や、鹿の角を加工した道具などを展示したものを、見ることができます。

肥料「しかっぴ」の販売

鹿苑では、「鹿苑名物」として、鹿のクソ(フン)で作った「しかっぴ」と呼ばれる完熟堆肥(かんじゅくたいひ)が販売されています。家庭菜園やガーデニングをしている方にはオススメの肥料です。

オススメする理由は、土壌の中で発酵しないので、病原菌を増殖させたり、発酵する際に生じるガスなどにより根を傷めたりしないからです。

また、完熟堆肥を使用すると、土壌の水ハケや、水もち、肥料のもちが良くなります。

しかっぴの値段

しかっぴは500gまででしたら、自由に持ち帰ることができます。ただし、毎日20袋までしかありませんので品切れの際はご了承ください。(先着順/1人1袋かぎり)

  • 5Kg:100円
  • 10Kg:200円
しかっぴの原材料

鹿糞、残餌(牧草類、米ぬか、大麦、豆類)

奈良鹿愛護会の車

奈良公園に早朝〜9時頃までに行けば、運が良ければ緑色をした荷台付きの緑色の車を見かけることがあります。

この車は奈良鹿愛護会の車で荷台の後方・左右に『DEER RESCUE』と書かれています。

この車の大きな特徴は、いつでも周囲に周知できるように天井に広報マイクが付けられていることや、公園内を汚染しないようにガソリンは使用せず、電気自動車だということです。

奈良の鹿愛護会の事務所と事務所の中を紹介します!

鹿苑への出入口付近には、奈良の鹿愛護会の事務所があります。一般の方でもこの奈良の鹿愛護会の事務所へ立ち入ることができます。

奈良鹿の愛護会受付

受付は奈良鹿の愛護会の建物の入口にあります。以下のようなことを主に受付ています。

奈良の鹿の愛護会の会員入会受付、募金、鹿の事故、鹿に関することの質問、クレーム、鹿寄せの申し込み、メモやステッカー(支援ロゴシール300円/6枚セット)の販売など。

トイレ(男女)もあります。

鹿の角を使用した工芸品の販売

  • 菊座(きくざ)※:1500円〜4000円
  • 鹿角筆置:1500円
  • 春日総鹿角筆:30000円
  • 春日鹿角:10000円

鹿の骨組みの模型

本物の鹿の骨を使用して組み上げた鹿の骨組みの剥製や、角の長さと鹿の年齢を表示したパネルが置かれています。

⬆️休憩室兼、会議室と「白ちゃんの首だけの剥製

それほど広くはないスペースに椅子とテーブルが所狭しと並べられています。映像を映し出すプロジェクターや台所、コピー用紙といった事務用品が置かれ、一般に開放しているというよりは、会議室として利用している傾向が感じられます。

悲劇の鹿「白ちゃんの剥製」

それと奈良鹿の中では忘れられない「白ちゃん」という悲運な鹿の頭部の剥製が置かれています。

白ちゃんはまるで白の王冠を被ったような逆立った毛を付けていた珍しい鹿です。1954年(昭和29年)8月20日に誕生しています。

9歳のときに子鹿を出産するのですが、不幸にもその子鹿が白い車にハネられて亡くなってしまい、以来、白の車を見るたびに体当たりするようになります。

鹿の愛護会も白ちゃんという体当たりする鹿がいることを奈良公園を通行するドライバーたちに周知および注意喚起したりするなど、かなり手を焼いていたようです。

以上のような背景があり、世にも珍しい頭の白い逆毛と合わせた鹿であることや、白い車に体当たりする鹿であることが有名になり、いつしか「白ちゃん」と愛嬌を込めて呼ばれるようになります。

しかし悲運ともいうべきか、白ちゃん自身も1972年(昭和47年)7月11日に交通事故で落命してしまいます。ときに18歳のことです。雌鹿の平均寿命が20年~25年なので平均寿命まで生涯を送れなかったことになります。

エポック「カプセルコレクション」のガチャガチャ自販機

奈良の鹿愛護会と他、県内でも数カ所に設置されていない鹿のガチャガチャになります。鹿の種類は6種類あります。

  • 1つ200円

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鹿苑の「子鹿公開」で子鹿が見られるのはいつ?日時、料金など

鹿苑では、「子鹿公開」のイベントを毎年開催しています。指定された期間に見ることができますが、公開時間も通常の鹿苑の公開時間とは違いますので、注意して訪れてください。子鹿公開の概要は、例年、以下のとおりです。

  • 期間:6月1日~6月30日
  • 公開時間;11:00~14:00(入場は13:30まで)
  • 料金;一般:300円  高校生以下:無料
    ※チケットを提示することで当日13:30までの再入場が可能です
  • 割引:障がい者手帳をお持ちの方は付添1名まで半額。奈良の鹿愛護会に入会していれば同伴1名まで無料です。

鹿苑への行き方(アクセス)

鹿苑は、春日大社の二ノ鳥居から300m。徒歩およそ4分の場所にあります。春日大社の参道から脇道に入り、上の地図の★マークで表した場所が見学所の入り口となります。

「鹿苑」お問い合わせ先

  • 住所:奈良県奈良市春日野町160-1
  • TEL:0742-22-2388(一般財団法人奈良の鹿愛護会)
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